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高次脳機能障害で後遺障害9級の認定を受けた男性が総額1600万円の補償を受けた事例
被害者 | 男性(60代) / 福岡県那珂川市在住 / 会社員 |
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傷病名 | 左急性硬膜外血腫、頭蓋骨骨折、側頭葉脳挫傷、左肩甲骨骨折、肋骨骨折 |
後遺障害 | 9級10号(事前認定) |
活動のポイント | 示談交渉 |
サポート結果 | 適正な賠償金獲得 |
主な損害項目 | 金額 |
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休業損害 | 約68万円 |
傷害慰謝料 | 約219万円 |
逸失利益 | 約745万円※1 |
後遺障害慰謝料 | 約621万円 |
総賠償額 | 約1600万円※2 |
相談・依頼のきっかけ
福岡県在住の60代男性が、バイクで走行中、車線変更してきた車に追突される事故に遭いました。
事故後、救急搬送された病院で、左急性硬膜外血腫、頭蓋骨骨折、側頭葉脳挫傷、左肩甲骨骨折、肋骨骨折と診断されました。
事故から1年半ほど治療を続けましたが、記銘力障害、左肩の痛み等の症状が残存していたため、相手方保険会社にて後遺障害申請の手続きを行い、後遺障害9級10号の認定を受けました。
認定結果が妥当かわからない、今後の相手方保険会社との交渉を任せたいということで相談があり、当事務所で依頼を受けるはこびとなりました。
当事務所の活動
ご依頼を受けた時点で、男性は、「神経系統の機能または精神に障害を残し、復することができる労務が相当な程度に制限されるもの」として9級10号の認定を受けていましたが、上位等級の認定の可能性がないか慎重に検討を行いました。
相手方保険会社より資料を取り寄せ、治療経過や残存症状について検討した結果、適切な認定結果であると判断し、示談交渉に移りました。
当事務所が関与した結果
示談交渉において争点となったのは、主に逸失利益でした。
現在どのような症状が残っているのか、仕事や日常生活にどのような支障があるのかを具体的に主張し、増額交渉を重ねました。
その結果、最終的に1600万円を補償するという回答があり、ご依頼者様にも確認の上、示談となりました。
弁護士の所感(解決のポイント)
本件は、高次脳機能障害の後遺症を残すものの、事故前同様に就労ができていたために、逸失利益の交渉が難航しました。
当方としては、本人の努力や勤務先の配慮などにより就労が継続できているに過ぎない旨主張し、基本的に裁判基準どおりの逸失利益の認定を得ることができました。
高次脳機能障害が就労や日常生活に与える影響は、ケースによって様々であり、それ故、示談交渉も事案に即した柔軟な交渉が求められます。
たくみ法律事務所では高次脳機能障害のケースを多数取り扱ってきた経験がありますので、高次脳機能障害でお困りの被害者やご家族の方はお気軽にご相談ください。
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監修者弁護士 岩間龍之介
福岡県久留米市出身。
交通事故被害者からの相談に真剣に向き合い、加害者側との間に入ることで精神面でも支えとなれるよう最大限の努力をいたします。