自転車対車の事故の被害者が膝の怪我で後遺障害14級が認定され、265万円で示談した事例

• 2023/07/14
• 2023/07/13

主な項目	金額
傷害慰謝料	約150万円
後遺障害慰謝料	99万円
逸失利益	約43万円
休業損害	約90万円
最終支払額	265万円

相談・依頼のきっかけ

柳川市在住の50代の男性は、自転車にて信号のない交差点の自転車専用レーンを走行していたところ、右方の狭い道より進入してきた車両に衝突されるという事故に遭いました。

相手車両が男性の右半身に衝突したため、男性は左側に転倒し、そのまま救急搬送されて、事故の翌日から入院することになりました。

男性は、事故により、右下腿打撲傷、右膝捻挫、右膝関節内血種、右脛骨顆間隆起骨折、右膝内側側副靭帯損傷、右大腿骨外顆骨折等の怪我を負いました。

男性は、事故から約1か月半後に退院をし、その後は通院による治療を続けていましたが、事故によりお仕事を休業せざるを得ませんでした。

そのため、休業損害の内払についてご相談されたいとのご希望から、弊所にご依頼をいただくことになりました。

当事務所の活動

ご依頼を受けたのが、男性が退院した直後だったこともあり、まずは治療に専念いただくことになりました。

当所では、男性がお仕事を休業している状態であったため、まずは休業損害の内払を相手方保険会社へ依頼しました。

男性は、右足にお怪我をしていることもあり、通院はもちろん、食料品の買い出し等の日常生活の移動にも支障が出ていましたので、移動手段のタクシー代の支払いも、休業損害に加えて依頼しました。

相手方保険会社も、当方の請求どおりに休業損害や交通費の内払をするわけではないため、内払の依頼が続くと、支払いを拒否されることもあります。

今回も、支払いが厳しい旨のお話が何度かありましたが、事故の影響で仕事に復帰することが困難であること、収入がなく生活が厳しいこと等を訴え、最終的に約98万円の内払をしていただくことが出来ました。

当事務所が関与した結果

後遺障害申請の結果、右膝の周囲の痛み（＋）等の症状について、「局部に神経症状を残すもの」として14級9号の認定を受けました。

その後、示談交渉へ移りました。

当初、相手方保険会社は、傷害慰謝料及び後遺障害慰謝料について、裁判基準額の8割の金額での回答でしたが、弁護士の示談交渉により、いずれも増額させることが出来ました。

また、争点になると思われた逸失利益については、当方の主張どおりの金額が認められました。

最終的に、265万円（後遺障害認定額含む）での示談となりました。

弁護士の所感（解決のポイント）

交通事故に遭い、入院や怪我の治療のためお仕事を休業せざるを得なくなるケースは多いです。

収入が途絶えてしまうと、生活に窮してしまうという方もたくさんおられると思います。

そのような場合には、相手方に一定の金員を先に支払ってもらうことも多くの場合に可能ですので、お困りの場合にはお気軽にご相談下さい。

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