福岡交通事故被害者相談TOP>
解決実績>
後遺障害5級～8級の解決実績>
依頼していた弁護士の対応に不安があり、当事務所にご依頼いただいた結果、165万円の補償を受けた事例

依頼していた弁護士の対応に不安があり、当事務所にご依頼いただいた結果、1165万円の補償を受けた事例

2023/08/11
2023/08/18

相談者	男性(70代) ／福岡県大牟田市在住／職業：清掃業
傷病名	外傷性右椎骨動脈解離、左後大脳動脈閉塞、右内頚動脈解離、脳梗塞（左後頭葉）、外傷性くも膜下出血、左上腕二頭筋腱長頭断裂、左肩腱板損傷、両眼右方同名半盲（上方1/4盲）、両眼白内障等
活動のポイント	後遺障害等級認定サポート・示談交渉
後遺障害等級	併合8級
サポート結果	後遺障害等級認定獲得・適切な賠償額の獲得

主な項目	金額
傷害慰謝料	195万円
後遺障害慰謝料	768万円
逸失利益	187万円
休業損害	24万円
最終支払額	1165万円

頭部（脳）の怪我・後遺障害の解決事例

相談・依頼のきっかけ

70代の大牟田市在住の男性が、普通乗用自動車に乗って直進していたところ、対向車線を走行していた普通乗用自動車がセンターラインオーバーで男性の車と正面衝突するという事故に遭いました。

この事故で男性は近くの病院に救急搬送され、外傷性右椎骨動脈解離、左後大脳動脈閉塞、右内頚動脈解離等と診断され、そのまま入院となりました。

入院時に一過性の意識障害、左片麻痺等も見られました。

右目については、右上1/4盲となり視野欠損のため物が見えづらくなってしまい、その影響での注意力欠損などの症状が出ており、リハビリをしていました。

その後、別の病院に転院・入院し約2か月半後に退院し、通院継続中でした。

元々、別の事務所の弁護士に依頼中でしたが、進捗状況が分からない等の不安点があったことにより、別の弁護士を探されており当事務所にご相談をいただきました。

当事務所の活動

ご依頼者様にはしばらくの間は治療に専念いただき、弊所では、相手方保険会社より関係書類を取り寄せ、治療経過や事故状況等を確認しました。

また、ご依頼者様は休業中でしたので、休業損害と立替え中のタクシー代について内払依頼等も行いました。

事故から約10か月が経過した頃に症状固定となりましたが、事故による後遺障害が残存しておりましたので、後遺障害申請も行うことになりました。

申請の際に必要な後遺障害診断書をお医者様に書いていただく際のアドバイス等もさせていただきました。

当事務所が関与した結果

後遺障害申請の結果は、右上1/4盲（視野欠損）について、両眼に半盲症を残すものとして9級3号、頭部受傷後の脳梗塞像の残存について、局部に頑固な神経症状を残すものとして12級13号、右腕のしびれ、耳なり、首の痛みについて、局部に神経症状を残すものとして14級9号、これらを併合した結果、併合8級と認定されました。

ご依頼者様にも認定結果についてお伝えし、相手方との示談交渉に進むこととなりました。

相手方との交渉では、逸失利益に関しては当方主張額の満額で認めていただき、主な争点は休業損害、傷害慰謝料・後遺障害慰謝料となりました。

休業損害については、医療照会の結果を元にした対応期間の主張がなされ、既に支払われていた内払額の回答でした。

こちらについては相手回答額にて譲歩し、慰謝料について増額交渉を行いました。

相手からの再回答に対しても粘り強く交渉を行い、当方請求額に近い金額で示談をすることができました。

なお、裁判移行時は満額認められていた逸失利益が大きく減額するリスクが一定程度ございましたので、ご依頼者様とも方針を検討した結果、裁判は行わずに示談することとなりました。