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主婦の休業損害が認められ、50万円の提示が99万円に増額し示談できた事例
被害者 | 女性(20代) / 福岡市在住 / 職業:兼業主婦 |
---|---|
傷病名 | 頚椎捻挫、腰部・背部挫傷等 |
活動のポイント | 保険会社との示談交渉 |
サポート結果 | 保険会社からの賠償額の提示に対し、主婦の休業損害の認定と慰謝料を裁判基準の9割まで増額に成功 |
主な損害項目 | 提示金額 | 示談金額 | 増加額 |
---|---|---|---|
慰謝料 | 50万円 | 61万円 | 11万円 |
休業損害 | 35万円 | 73万円 | 38万円 |
治療費 | 64万円 | 64万円 | – | 最終支払額 | 50万円 | 99万円 | 44万円 |
相談・依頼のきっかけ
福岡市在住の20代の会社員の女性が車を運転中、赤信号のため停車していたところ、後続車に追突される交通事故に遭われました。
事故後、受診した病院で頚椎捻挫・腰部挫傷・背部挫傷等と診断されました。
被害者の女性は、子育てをしながら働いていましたが、事故の影響で2か月ほど会社を休み治療に専念されていました。
幸いにも症状が回復したため、治療を終了した後、保険会社から示談金の賠償について連絡があったタイミングで、当事務所にご依頼いただいている知人の紹介でご相談いただきました。
弁護士費用特約への加入があり、示談金の増額が見込めるということで、そのままご依頼いただくことになりました。
当事務所の活動
働きながら子育てや家事をされている兼業主婦の方でしたが、会社を休んだ減収分のみを休業損害として認定されていました。
そこで、休業損害の認定根拠の資料収集とともに、事故前後の育児や家事の状況を聞き取りをおこないました。
聞き取りさせていただいた内容をもとに主婦の休業損害の認定可能性について検討し、保険会社に休業損害の請求しました。
また、慰謝料については、保険会社の基準で算定されていましたので、裁判基準に少しでも近づくように増額交渉をしました。
なお、依頼者の方は、仕事や家事育児をされている方でしたので、相談や聞き取り、進捗報告は電話とLINEを使いました。
当事務所が関与した結果
交渉の結果、主婦の休業損害が認められ、当初休業損害35万円の認定から73万円までの増額に至りました。
また、慰謝料も裁判基準の9割への増額することができました。
結果的に休業損害・慰謝料の増額があったため、治療費等既に保険会社から支払われた金額を除いた受取額は、当初の提示から約2倍に至りました。
弁護士の所感(解決のポイント)
今回、大きく増額に影響したのは休業損害の部分です。
具体的には、兼業主婦の休業損害ということが問題となりました。
兼業主婦の場合、相手方は、勤務時間が週30時間を超えている場合は主婦休損では提示してきません。
しかし、お仕事の年収にもよりますが、弁護士介入により、本件のように、主婦休損前提で交渉に乗るケースが多く、増額できる可能性があります。
本件では、お仕事をが約2か月休まれていたことも、家事にも支障が出たという主張が認められ、賠償額の増額に影響したといえます。
交渉の結果、依頼者のお力添えになることができたのであれば幸いです。
2022.09.16掲載
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