- 福岡交通事故被害者相談TOP>
- 解決実績>
- 後遺障害14級の解決実績>
- 後遺障害等級認定サポートで14級が認定され、粘り強交渉した結果、総額約768万円で示談解決した事例
後遺障害等級認定サポートで14級が認定され、粘り強交渉した結果、総額約768万円で示談解決した事例
相談者 | 男性(50代) / 福岡県鞍手郡在住 / 会社員 妻 / 福岡県鞍手郡在住 / 専業主婦 子 / 福岡県鞍手郡在住 / 学生 |
---|---|
傷病名 | 男性:左第9肋骨骨折、胸部打撲傷 妻:右第4肋骨骨折、両下腿打撲傷、頚椎捻挫、右肩関節捻挫等 子:頚椎捻挫、両膝関節打撲傷、右骨盤部打撲傷等 |
活動のポイント | 後遺障害等級認定サポート・示談交渉 |
後遺障害等級 | 男性:14級9号 妻:14級9号 |
サポート結果 | 後遺障害認定、適切な賠償額の獲得 |
傷害慰謝料 | 男性:約105万円 妻:約119万円 約50万円 |
---|---|
後遺障害慰謝料 | 男性:約99万円 妻:約105万円 |
逸失利益 | 男性:約119万円 妻:約84万円 |
休業損害 | 男性:約7万円 妻:約77万円 |
総賠償額 | 男性:約331万円※ 妻:約387万円※ 約50万円 |
相談・依頼のきっかけ
鞍手郡在住の50代の男性が、青信号のため、交差点内を車両で直進していたところ、左方から赤信号無視の車両が直進してきたことにより、交差点内で出会い頭に衝突するという事故に遭いました。
事故により、被害者の男性と、男性の運転する車両に同乗していた奥様、お子様2人もお怪我をされ、ご家族4人とも救急搬送されました。
男性は、救急搬送された病院にて、左第9肋骨骨折、胸部打撲傷との診断を受けました。
また、助手席に座っていた奥様は、右第4肋骨骨折、両下腿打撲傷、頚椎捻挫、右肩関節捻挫等と、下のお子様は、頚椎捻挫、両膝関節打撲傷、右骨盤部打撲傷等と診断されました。
ご家族はリハビリを続けていましたが、事故より約4か月後が経過した時点で、下のお子様の治療が終了しました。
また、更に1か月半が経過した時点で、男性と奥様に関して、そろそろ治療終了しようと主治医よりお話がありました。
保険会社との示談交渉等全て弁護士にお任せしたいとのご希望で弊所にご相談をいただき、ご依頼を受けることになりました。
当事務所の活動
ご依頼を受けた際には、下のお子様は既に治療を終えられていたので、まずは下のお子様の示談交渉から開始しました。
また、男性の症状固定まであと半月、奥様の症状固定まであと1か月半という時期でしたので、症状固定後すぐに後遺障害の申請ができるよう、ご依頼後すぐにご本人へ後遺障害の申請書類をご案内し、必要な書類の収集を進めました。
後遺障害診断書作成のアドバイスを行い、書類が全て揃った段階で自賠責調査事務所へ後遺障害の申請を行いました。
下のお子様の示談交渉に関して、争点は、主に傷害慰謝料でした。
弊所は、相手方保険会社へ裁判基準通りの金額で請求をしましたが、相手方保険会社の回答は裁判基準の8割でした。
保険会社から回答が届いてすぐに増額交渉を行い、その日のうちに裁判基準の9割以上の金額を認めていただき、無事に示談となりました。
男性と奥様の後遺障害に関しては、申請から約2か月後に認定結果がでました。
男性については、左肋骨(多発)骨折後の左側胸部痛、胸背部痛、左肩拳上時痛等の症状について、「局部に神経症状を残すもの」として14級9号の認定を受けました。
奥様については、頚椎捻挫後の後頚部痛、両僧帽筋圧痛、右肩甲骨部~背部痛、右上腕部痛等の症状について、同様に14級9号の認定を受けました。
その後、認定結果を前提に保険会社との示談交渉へ移りました。
当事務所が関与した結果
示談交渉おいて争点となったのは、主に傷害慰謝料と後遺障害慰謝料でした。
相手方保険会社は、初回の回答として、定型的に裁判基準の8割の回答をしてくるケースが非常に多いです。
今回の事例でも、弊所は傷害慰謝料、後遺障害慰謝料ともに裁判基準通りの金額を主張していましたが、やはり傷害慰謝料、後遺障害慰謝料ともに裁判基準の8割での回答でした。
そこで弊所は、事故により、男性は、左側胸部痛、胸背部痛、左肩挙上時痛の症状が残存し、仕事で体を動かず際の作業効率が落ちていることを、奥様は、後頚部痛、両僧帽筋圧痛、右肩甲骨部~背部痛、右上腕部痛の症状が残存し、一定時間同じ姿勢を保つことが非常に辛く、洗濯・清掃・料理等の家事を休憩しながらしていること、買い物で思い荷物を持って階段を歩くことが辛いため、小分けに出来ない重たい物は下のお子様に持っていただく必要があること等、現在でも業務や日常生活で支障が出ている点を主張し、増額交渉を行いました。
その結果、男性に関しては傷害慰謝料、後遺障害慰謝料ともに裁判基準の9割で、奥様に関しては、傷害慰謝料、後遺障害慰謝料ともに裁判基準の9.5割で解決することが出来ました。
最終的に、男性は331万円、奥様は387万円での示談となりました。
弁護士の所感(解決のポイント)
男性及び奥様については、14級の後遺障害の認定がされた点が良かったと思います。
後遺障害慰謝料は、痛みなどが残存していたとしても、後遺障害の認定がなされないと基本的に認められないため、後遺障害の認定がなされるかどうかは非常に重要となります。
また、交渉次第で、慰謝料の金額が変わってくることは多いので、粘り強く交渉を継続したことが良い解決につながったと思います。
関連ページ
- 【弁護士が解説】交通事故における慰謝料の注意点
- 【弁護士が解説】交通事故の影響で仕事を休んでしまったら
- 交通事故を弁護士に初めて相談される方へ
- 交通事故の示談交渉には弁護士を付けるべき?
- 被害者にはあまりメリットがない?保険会社の示談代行サービスについて
- 交通事故の被害者が弁護士に依頼するメリットについて
- 保険会社の提示する金額は適正ではない?
- 後遺障害診断書の作成のサポートをしています
- 治療期間を決めるのは保険会社?~むちうちの治療期間について~
- 専業主婦(主婦)の逸失利益について
監修者弁護士 岩間龍之介
福岡県久留米市出身。
交通事故被害者からの相談に真剣に向き合い、加害者側との間に入ることで精神面でも支えとなれるよう最大限の努力をいたします。