- 福岡交通事故被害者相談TOP>
- 解決実績>
- 後遺障害14級の解決実績>
- 保険会社から主張された主婦の休業損害の賠償額を4割から6割に増額し、約305万円で示談した事例
保険会社から主張された主婦の休業損害の賠償額を4割から6割に増額し、約305万円で示談した事例
被害者 | 30代女性 / 福岡市在住 / 主婦 |
---|---|
傷病名 | 頚部捻挫、腰部捻挫、背部挫傷等 |
活動のポイント | 後遺障害等級認定サポート・示談交渉 |
サポート結果 | 主婦の休業損害認定、後遺障害等級認定、適正な賠償金獲得 |
主な損害項目 | 金額 |
---|---|
傷害慰謝料 | 81万円 |
後遺障害慰謝料 | 99万円 |
逸失利益 | 79万円 |
休業損害 | 88万円 |
最終支払額 | 305万円※ |
- ※自賠責保険金含む
相談・依頼のきっかけ
福岡市在住の30代の女性が、午前10時ごろ道路を直進中していたところ、左手の駐車場から後退で道路に進入してきた相手方車両に衝突される事故に遭われました。
病院では、頚椎捻挫、腰部捻挫や背部の挫傷の診断を受けました。
相手方保険会社から過失が2割程度あると言われたため納得がいかないので交渉を任せたい、相手方車両が左前のドア部分に強く衝突し、ドアが開かなくなるほどの大きな衝撃を受けたこともあり、トラウマのような症状もあったことから、今後の治療等についてアドバイスが欲しいとご相談いただき、ご依頼を受けることとなりました。
当事務所の活動
ご依頼を受けたときは、まだ事故から約2週間が経過したころだったので、先に物損の賠償額の交渉を行い、ご本人には治療に専念いただくようにお伝えしました。
物損については、事故状況や車両の損傷の状況などから本人に2割も過失がないことを粘り強く交渉し、過失1割で無事に解決となりました。
お怪我については、事故から5か月が経過したころ治療費の一括対応終了の打診がありましたが、ご本人のご通院状況や症状を踏まえて延長交渉をしました。
その結果、1か月延長することができ、事故から6か月が経過したタイミングで症状固定とし、後遺障害の申請に進むこととなりました。
当事務所が関与した結果
後遺障害申請の結果、後遺障害については腰部と背部などについて「局部に神経症状を残すもの」として14級9号の認定を獲得することができました。
その後、後遺障害併合14級の認定結果を踏まえ、相手方保険会社と示談交渉を行いました。
交渉の結果、傷害慰謝料・後遺障害慰謝料は裁判をした場合に認定される金額(裁判基準)の約9割での回答を獲得しました。
また、14級では休業損害や逸失利益は、経過とともに改善がみられたり痛みに慣れたりすることがあるとして低く回答されることが多いところ、休業損害は全実通院日数の約6割を認定され、逸失利益については労働能力喪失率5%・労働能力喪失期間5年の裁判基準満額で認定されました。
裁判をした場合に見込まれる金額を超える適切な賠償を獲得できたため、訴訟移行はせず、任意交渉で無事に示談することとなりました。
弁護士の所感(解決のポイント)
休業損害については、当初相手方から全実通院日数の約4割と厳しい回答が続いていました。
被害者の方に具体的な家事への支障などを伺い、それを相手方に伝えることができたため、最終的に全実通院日数の約6割の金額で示談をすることができました。
主婦の休業損害については、客観的資料による立証が困難であるため、被害者の方からより具体的なお話を伺えたことが良い結果につながったものと考えます。
お客様アンケート
関連ページ
- 交通事故を弁護士に初めて相談される方へ
- 交通事故の被害者が弁護士に依頼するメリット
- 整形外科?整骨院?交通事故に遭ったときの通院先について
- 交通事故の治療の終了を決めるのは保険会社?
- 治療期間を決めるのは保険会社?~むちうちの治療期間について~
- 保険会社から治療費の打ち切りを言われたら早期対応を!
- 後遺障害診断書の作成のサポートをしています
- 【弁護士が解説】交通事故における慰謝料の注意点
- 【弁護士が解説】物損・物損事故・物件事故とは?-人身事故と何が違う?-
- 専業主婦(主婦)の逸失利益について
監修者弁護士 小林由佳
長崎県長崎市出身。
これまでの経験を活かすだけでなく、更に研鑽を積んで一人でも多くの交通事故被害者の方のお力になれるよう尽力します。