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交渉を重ね、224万円の提示額から最終的に約365万円の補償を受け解決した事例
被害者 | 男児(10代) / 福岡県在住 / 職業:小学生(事故当時) |
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傷病名 | 外傷性くも膜下出血、脳挫傷、急性硬膜下血腫、右側頭骨骨折等 |
活動のポイント | 示談交渉 |
後遺障害 | 12級13号(事前認定) |
サポート結果 | 適切な賠償額の獲得 |
主な項目 | 金額 |
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慰謝料 | 50万円 |
後遺障害慰謝料 | 260万円 |
逸失利益 | 320万円 |
入院雑費・付添費 | 17万円 |
過失 | 30% |
最終支払額 | 365万円 |
相談・依頼のきっかけ
10代の福岡県在住の小学生の男の子が自転車で習い事へ行く途中、交差点を横断中に自動車に衝突されるという交通事故に遭いました。
すぐに救急搬送され、外傷性くも膜下出血、脳挫傷、急性硬膜下血腫、急性硬膜外血腫、右側頭骨骨折等と診断されました。
事故後、1年以上に渡る治療を続けた結果、相手方保険会社の行なった事前認定により「局部に頑固な神経症状を残すもの」として後遺障害等級12級13号が認定されました。
後遺障害の等級が認定されたことにより、相手方保険会社から示談金の提示があり、金額が妥当か弁護士に判断及び交渉をお願いしたいとのことで、ご両親からご依頼いただきました。
当事務所の活動
まずは提示額が妥当か判断するために、相手方保険会社から本件事故に関わる資料を一式取り寄せました。
入院・通院の日数の確認や、被害者が10歳のお子さんであるため、付添が必要だった日数の確認等丁寧に行いました。
また、並行して、事故の状況を正確に把握するために刑事記録の取り付けも行いました。
資料が揃い、こちらからの請求の金額が確定した後、示談交渉を行いました。
当事務所が関与した結果
まず、相手方の事前提示額は相手方保険会社の内部基準に従って算定した賠償金額が自賠責保険の基準額である224万円を下回っていたことから、自賠責保険による最低保障の244万円を支払うというものでした。
交渉を重ねた結果、相手方からこれ以上の増額は無理、といったところまで交渉を詰めることができ、最終的には上記のとおり事前提示額より100万円以上増額し、約365万円を賠償金として受け取ることができました。
弁護士の所感(解決のポイント)
今回の被害者がまだ10歳と若かったことから、ご両親は事故の後遺症による今後の生活への影響等を大変心配されていました。
そこで、資料一式を取り付けた上で後遺障害の認定結果を検討したところ、12級13号という結果自体は妥当なものであると判断し、相手方保険会社との交渉を開始しました。
交渉において激しく争われたのは、後遺障害部分の慰謝料と逸失利益でした。
ご依頼いただく前に相手方保険会社が被害者側に提示していた賠償金額では、後遺障害部分の慰謝料が含まれていませんでした。
また、後遺障害逸失利益自体は認定されていたものの、後遺障害による支障が今後2年間しか残らないという内容のもので、約113万円に過ぎない金額でした。
適切な賠償を実現するには、後遺障害の慰謝料を認めてもらうだけでなく、後遺障害逸失利益についても適切な労働能力喪失期間に応じたものにする必要がありました。
相手方保険会社と粘り強く交渉を続けた結果、後遺障害の慰謝料と逸失利益については、最終的には合計約580万円まで増額することができました。
粘り強く交渉を続けたことが、今回の賠償額の増額へ繋がりました。
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