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外貌醜状と頚椎捻挫の後遺障害で、提示額より400万円増額した事案
相談者 | 20代男性 / 福岡県在住 / 学生 |
---|---|
傷病名 | 顔面切創・頸椎捻挫等 |
活動のポイント | 示談交渉 |
後遺障害等級 | 併合12級 |
サポート結果 | 適切な賠償額の獲得 |
主な項目 | サポート前 | サポート後 | 増加額 |
---|---|---|---|
傷害慰謝料 | 87万円 | 145万円 | 58万円 |
後遺障害慰謝料 | 150万円 | 290万円 | 140万円 |
逸失利益 | 100万円 | 349万円 | 249万円 |
最終支払額 | 291万円 | 約692万円※ | 401万円 |
※既払い金除く
相談・依頼のきっかけ
福岡県在住の20代男子学生の方が、バイクで直進走行中に、路側帯に停車していた加害車両がUターンをするために発進した際に衝突するという交通事故に遭いました。
男性はこの事故により、顔面部分に複数の傷(切創)があり、縫合手術後経過観察となりました。
しかし、残念ながら醜状痕が残ったため、症状固定となり、後遺障害申請の結果、外貌醜状で12級14号、また頚椎捻挫で14級9号、それらを合わせて併合12級の後遺障害の認定を受けました。
後遺障害の認定後、保険会社から291万円の賠償金の提示を受け、金額が適正かわからないとご相談いただきました。
弁護士が金額を確認したところ、適切な金額ではなかったので今後の流れなどもご説明の上、ご依頼いただくはこびとなりました。
当事務所の活動
ご依頼後、適正な賠償金の計算をはじめ、事故の状況や治療の経過がわかる資料を取り寄せ、後遺障害の結果が適正であったかの確認も行いました。
検討の結果、後遺障害認定は問題ないと判断し、適正な賠償金の獲得を目指し保険会社と交渉に移りました。
当事務所が関与した結果
示談交渉では、外貌醜状が労働に影響を及ぼすことを具体的に主張しました。
数回の交渉を経て、傷害慰謝料及び後遺障害逸失利益が裁判基準とおりの金額を認めてもらうことができ、提示から約400万円増額の約692万円が補償されることで示談解決となりました。
ご依頼からわずか1か月のスピード解決となりました。
弁護士の所感(解決のポイント)
外貌醜状はそれ自体から減収や労働力の減退に直ちに結びつけることが難しい障害であるので、保険会社は、逸失利益を少なく提示してくるのが一般です。
しかしながら、被害者の年齢、職業等により、労働に影響を及ぼすことを具体的に主張することにより、逸失利益の増額につながったといえます。
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