- 福岡交通事故被害者相談TOP>
- 解決実績>
- 死亡・高次脳機能障害での解決実績>
- 未成年の女性が死亡し、裁判手続きを経ることなく約6,200万円の補償を受けた事案
未成年の女性が死亡し、裁判手続きを経ずに約6,200万円の補償を受けた事案
相談・依頼のきっかけ
女子大学生(未成年)がバイクで走行中に、加害車両と衝突するという交通事故に遭い、亡くなりました。
請求金額(算定上)が約6500万円(過失約1割)になりましたが、加害者が任意保険に加入しておらず、本人の資力もなかったため、実際に補償を受けられるかが問題となり相談に来られました。
当事務所の活動
ご依頼後、まず、自賠責から3000万円の填補を受けました。
ご遺族が加入している保険を使えないか検討したところ、使用できるとのことであったので、それを利用し約2000万円の填補を受けました(ただし、保険約款により支払額に制限を受けました)。
その後、加害者本人は刑事事件になり、当事務所が被害者の代理人として刑事記録を謄写したところ、加害者本人には資力がなかったが親族には資金があるとの情報を得たため、刑事処分がなされる前に加害者から示談提示があると考え、親族からの援助を含めた打診をして、約1200万円を得ることができました(刑事処分前であれば、加害者は刑を軽減させたいため、示談を成立させたいという意向が強いです)。
当事務所が関与した結果
その結果、裁判手続き等を経ることなく、合計約6200万円の賠償金を得ることができました。
担当弁護士の所感(解決のポイント)
弁護士は、刑事事件の弁護人をすることもあるため、加害者の動向を把握しやすいです。
早期に弁護士に依頼したため、賠償金の増加に功を奏していると思われます。
また、仮に加害者本人からの賠償金を先に受領してしまった場合には、実質的な取り分は少なくなったと思われます。
すなわち、自己の保険会社からは5000万円の範囲でしか賠償金の認定を行わなかったため、1200万円を先に受領してしまった場合、保険会社は自賠責の3000万円を除いて800万円しか支払わず、合計金としても5000万円しか得られなかったであろうケースと思われます。