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重度後遺障害者への援護
はじめに
桑原です。
高次脳機能障害などの重度後遺障害者の方(特に、後遺障害1級・2級の認定を受けた方)のご家族にとっては、無事に被害者の命が助かって症状固定を迎えたとしても、その後、介護の負担を背負うこととなります。
介護を行う方にとっては、肉体的・精神的負担があることは想像に難くありませんが、お金の問題も、現実問題として突きつけられます。
お金の問題を解決するためには、賠償を最大限獲得することが大前提となりますが、他に、行政からの援助制度もありますので、今回はこちらをご紹介したいと思います。
独立行政法人自動車事故対策機構
独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA・ナスバ)という機関をご存知でしょうか?
NASVAは、平成15年、独立行政法人自動車事故対策機構法に基づき設立された行政機関で、自動車事故の発生防止及び自動車事故の被害者の保護の増進のための業務を行っているものです。
重度後遺障害者への支援として、介護料の補助や療養センターへの受け入れなどを行っております。
また、交通事故の被害者に対して、一定の要件に該当する場合には、低利又は無利子で資金の貸付け・立替も行っております。
このような援助も利用しつつ、介護の問題と向き合っていかなければなりません。
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監修者弁護士 桑原淳
福岡県古賀市出身。
個々の被害者が受けた被害をきちんと受け止め、被害者それぞれに最適な解決方法を見つけていくことを大切にしています。