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裁判した場合に想定された金額を上回る賠償金が示談交渉で補償された事例
被害者 | 50代女性 / 福岡市在住 / 会社員 |
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傷病名 | 胸骨骨折、前胸部打撲傷、外傷性頚部症候群等 |
活動のポイント | 示談交渉 |
サポート結果 | 適切な賠償金額獲得 |
主な損害項目 | 金額 |
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傷害慰謝料 | 約127万円 |
休業損害 | 約90万円 |
入院雑費 | 5万5000円 |
過失 | 10% |
総賠償額 | 110万円 |
お客様アンケート
相談・依頼のきっかけ
福岡市在住の50代の女性が、交差点を青信号で直進していたところ、対向車線から右折をしてきた車に衝突されるという事故に遭いました。
相手車両の左前部、女性の車両の前部ともに大きく破損するほどの大きな衝撃を受けた事故でした。
事故後、女性は緊急搬送され、腰痛の症状が強いため、そのまま搬送された病院で入院となりました。
事故により、被害者の女性は、胸骨骨折、前胸部打撲傷、外傷性頚部症候群等外傷性頚部症候群、腰椎捻挫の診断を受けました。
女性はその後、1か月以上入院し、退院後は通院による治療を続けていましたが、事故より5か月ほど経過した時点で相手方保険会社より治療費支払いの打ち切りの連絡があり、今後の治療について不安に思われ、お電話にてご相談いただきました。
お電話相談後、後日改めてご主人と一緒に弊所へご来所され、面前で今後の流れについてご説明させていただき、その場でご依頼いただくこととなりました。
当事務所の活動
ご依頼を受けたのは、事故から5か月ほど経過した時期でした。
相手方保険会社より既に治療の打ち切りをされていましたが、女性は事故当初から頭痛や体の痛みを一貫して訴えており、事故の影響により、長期間、お仕事を休まざるを得ませんでした。
そのため、打ち切り後も、3か月ほど自費にて通院を続けられました。
そして、事故後約8か月の時点で症状固定となり、自賠責調査事務所へ後遺障害の申請を行いました。
前述したように、双方の車両の前部が大きく破損するほどの衝撃の大きな事故であったため、全損した女性のお車の写真や、女性の勤務先にご協力いただいて作成した仕事への支障等を示す書類を、後遺障害の申請書類に追加で添付し、事故の大きさや症状の残存性を補強する根拠資料として提出しました。
当事務所が関与した結果
後遺障害申請の結果は、残存症状を裏付ける所見がないなどといった理由で、残念ながら非該当でした。
女性は症状固定後も自費で通院を続けており、この点は異議申立時のプラス材料となることから、弊所では異議申立についてもご説明しましたが、ご本人が早期解決を希望されたため、相手方保険会社との示談交渉へと進むことにしました。
非該当という結果ではあったものの、非常に衝撃の大きい事故であったこと等を考慮されてか、相手方保険会社より初回から裁判想定額を上回る金額での提示がありました。
そのまま示談しても決して悪くない金額でしたが、女性が現在でも自費で通院されていること、事故の影響により仕事を長期間休まざるを得なかったこと等の事情を踏まえて、増額交渉を行い、最終的には裁判想定額を大きく上回る110万円での示談となりました。
弁護士の所感(解決のポイント)
後遺障害非該当という結果は、残念ではありましたが、非該当を前提とする示談金額としては、非常に良い金額で示談することができたと思います。
女性に残存している症状や日常生活・仕事への支障等を、具体的に相手方保険会社に伝えたことが一つのポイントになったと思われます。
また、過失割合についても、裁判となれば、当方の過失が20%程度認められてもおかしくない事故態様でしたが、この点を10%に抑えることができたことも良かったと思います。
2022.05.6掲載
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