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自賠責保険の料金は変動していること、ご存じですか?
皆様こんにちは。
事務局のKです。
先日、自宅の車が車検更新時期だったのですが、費用の見積もりを確認する際、「自賠責保険の金額が少し安くなりました」と教えてもらいました。
気になって調べてみると、2020年4月から、自家用乗用自動車で4,280円、軽自動車で3,930円(いずれも24か月契約の場合)、それぞれ安くなっていました。
郊外に住んでいるため移動に車が必須で、普通自動車と軽自動車をそれぞれ所有する我が家にとって、2台で約8,000円の減額は大変ありがたいことです。
自賠責保険について
自賠責保険は、すべての自動車に加入が義務付けられた強制保険であり、公的保険の性格が強いので、損失も利益も出ないように運用するという考え方の下、保険料はできるだけ安くすべきものとされています。
自賠責保険の保険料は、毎年「損害保険料率算出機構」によって、契約・支払の状況や、滞留資金の額などから検証・算出され、おおむね3年ごとに改定がなされているそうです。
今回、保険料が値下げされた主な理由は、交通事故の減少等により、保険収支が想定以上の黒字となっていることだそうです。(交通事故件数、2004年:95万件/年、2019年:38万件/年)
コロナ禍と任意保険
一方で、任意保険の保険料は、消費税の増税や高齢ドライバーの運転ミスによって交通事故が増えたり、クルマのコストアップによる修理費用の上昇で、対物賠償や車両保険の保険金支出が増加傾向にあることから、2020年1月から各社一斉に値上げされました。
ただ、今年はコロナ禍の外出自粛の影響で、交通事故が減ったことにより、大手損害保険各社による、今年9月までの半年間の自動車保険の保険金の支払額は、去年の同じ時期と比べて11%減少したとの報道もなされており、今後の保険料の値下がりにつながる可能性もあります。
各社は、今後の新型コロナウイルスの影響を注意深く見ていきたいとしています。
事故に遭った際、自賠責保険で被害者の怪我の賠償はされますが、運転者自身のケガの治療費や車の修理費用、事故で破損した建造物などの補修費用などは自賠責保険の賠償対象外です。
万が一の事故に備えて、損害を適切にカバーできる任意保険にも当然加入しておきましょう!
最近は、「あおり運転」対策にもなる、最新のドライブレコーダーを月額千円以下の負担で設置できる特約も注目を集めているようですよ。
以上、事務局からでした★★
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