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治療終了まで弁護士に依頼したことを伏せ、受傷否認の可能性を回避した事例
【被害者】 | 男性(20代) /福岡県小郡市在住 / 職業:アルバイト |
【傷病名】 | 頚部捻挫、腰部捻挫 |
【活動のポイント】 | 示談交渉・治療終了まで弁護士介入を伏せサポート |
【サポート結果】 | 適切な賠償額の獲得 |
主な項目 | 金額 |
---|---|
傷害慰謝料 | 45万円 |
相談・依頼のきっかけ
福岡県小郡市在住の20代の男性が、居眠り運転をした車に後ろから追突される事故に遭いました。
事故直後は痛みを感じられなかったそうですが、だんだんと首や腰に痛みが現れ、翌日病院を受診したところ、頚部捻挫、腰背部痛という診断を受けました。
相手方保険会社が治療費の対応をしてくれていましたが、担当者の対応が良くないと契約している保険代理店に相談したところ、たくみ法律事務所を紹介されたということで当事務所へお電話でご相談いただき、ご依頼いただくことになりました。
当事務所の活動
依頼者の方は事故による怪我の痛みで通院を続けていらっしゃいましたが、事故の様態やお車の損害状況から、自賠責保険が事故による怪我を否認する懸念(受傷否認)がありました。
もし自賠責保険に怪我を認めてもらえなかった場合、相手方保険会社は慰謝料等を払わないばかりか、これまでの治療費等を返還請求することがあります。
そこで、治療が終了または相手方が治療打切りを申し出るまでは、当方から積極的に関与することなく後方支援を行う方針で対応いたしました。
具体的には、依頼者の方が安心して治療に専念できるよう、定期的に治療状況や何か困ったことがないかお伺いさせていただき、今後の流れについて丁寧にご説明いたしました。
約3か月後、特に相手方から打ち切られることなく治療も終了したところで、相手方へ必要な資料の取り寄せを行い、すぐに損害額の計算を行いました。
その後、ご本人が納得された損害賠償額の請求を行い、示談交渉を開始しました。
当事務所が関与した結果
当事務所がサポートさせていただき依頼者へ適切なアドバイスを行うことで、自賠責保険から受傷否認されるという事態を避けることができました。
また、弁護士が介入していない場合、相手方は保険会社の任意基準や自賠責保険基準で低い賠償額を提示してくることがほとんどですが、弁護士が介入したことで、裁判で使用される高い基準で計算された金額に近い賠償額を獲得することができました。
弁護士の所感(解決のポイント)
近年、自賠責保険が受傷否認するケースが増えています。
受傷否認されると、相手方保険会社から損害賠償額が0円と主張を受けることがほとんどで、裁判等で争おうにも既に払われた治療費の返還請求を受ける可能性があり、対応に苦慮します。
このため、本件では治療終了まで相手方に弁護士介入を知らせずサポートさせていただいたことで適切な治療を受けていただき、終了後に示談交渉を速やかにまとめることとしました。
2021.4.2掲載
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