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主夫としての休業損害と事故による車の格落ち損害が認められた事例
【相談者】 | 60代男性 / 福岡県飯塚市在住 / 職業:家事従事者(主夫) |
【傷病名】 | 頚椎捻挫・腰椎捻挫・頚部捻挫・腰部挫傷等 |
【活動のポイント】 | 示談交渉 |
【サポート結果】 | 主夫としての休業損害認定・適切な賠償額の獲得 |
主な項目 | 金額 |
---|---|
休業損害 | 約26万円 |
傷害慰謝料 | 約81万円(裁判基準の9割) |
最終支払額 | 約199万円 |
相談・依頼のきっかけ
飯塚市在住の60代男性が、自家用車で道路を走行中、左折しようと徐行していたところ、後ろから来た車に追突されるという交通事故に遭われました。
ご相談に来られたのは、事故に遭われてから約3ヶ月後のことでした。
ご本人様の保険に弁護士費用特約が付いていたこともあり、ご本人様が入られていた保険の代理店の方が弊所をご紹介くださったとのことでした。
物損の評価損(事故前の車両価格と修理後の車両価格に生じた差額)についてや今後の治療に関してご相談され、そのままご依頼いただきました。
当事務所の活動
ご相談頂いたのが事故から3か月時点で、ご本人様の症状及びお医者様や相手方保険会社からの見立てからも、症状固定の時期ではありませんでしたので、ご依頼後もそのまま治療を続けて頂きました。
その間、相手方から人身及び物損の資料を取り寄せ、物損に関し、お話を進めさせて頂きました。
ご本人様はご相談時から、車が事故車となってしまったことに対する評価損の交渉を希望されており、交渉を進めておりましたが、人身とあわせて交渉する方が交渉がうまく進みそうでしたので、ご本人様と相談の上、治療終了後に人身とあわせて交渉することに致しました。
治療終了後は、ご本人様の希望により後遺障害の申請を行いました。
当事務所が関与した結果
後遺障害の申請の結果は残念ながら非該当でしたが、ご本人様も異議申立は希望されませんでしたので、そのまま物損とあわせて保険会社との示談交渉に移りました。
示談交渉では、事前にご本人様より聴取しておりました『高齢のお母様ととの二人暮らしであり、家事全般を担当する家事従事者であった』ことから、家事従事者として休業損害を主張いたしました。
主夫の休業損害はなかなか保険会社が認めてくれないことが多いのですが、ご本人様に1日の平均的な家事の実態をご記入頂く等、現に家事従事者であることを説明した結果、無事に主夫休損獲得に繋がりました。
また、その他の損害に関しましても、裁判で認められる金額とほぼ同等の賠償を獲得することができましたし、評価損も一部認めてもらうことに成功しました。
裁判になると、訴訟提起してから半年から1年くらいかかる場合がほとんどですが、今回示談交渉開始から物損と人身あわせての示談まで、1か月かからないという短期間でしたので、早期解決となり良かったです。
弁護士の所感(解決のポイント)
ご本人様が希望されていた、物損の評価損に関し、先に早期解決するメリット・デメリット、人身とあわせて交渉するメリット・デメリット等説明のうえ、最終示談段階で交渉することとなりました。
最終示談段階での物損交渉は、実質的に様々な要素を考慮し交渉できるため、なかなか相手方と話し合いがまとまらない場合、実施すると、スムーズに解決することができる場合もあります。
本件はまさにそのような場合であり、最終的に当方に有利な条件を引き出すことができました。
また、主夫の休業損害については、ご依頼者様にいろいろな資料の収集をお願いしましたが、迅速なご対応をしていただきました。
ご本人様より、証拠資料の提供やご状況の説明等、迅速なご対応にご協力頂けましたことも、早期解決及び適正な賠償額での解決に繋がりました。