福岡の弁護士による交通事故相談は事故に強いたくみ法律事務所へ
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弁護士法人 たくみ法律事務所

物損事故から人身事故に切替え、約55万円の補償を受けた事案(認定なし)

事故発生

 福岡県在住の30代男性の方が交差点にて右折中、赤信号無視の対向車と衝突するという交通事故に遭われました。

 男性はこの事故で腰椎捻挫などの怪我を負われました。

相談・依頼のきっかけ

 男性は、事故直後は痛みもなく物損事故で済ませましたが、その後、体調が悪くなり通院することになったとのことでした。

 しかし、相手方保険会社より治療費を支払わないと言われたことから、契約していた保険代理店の方に相談のうえ、当事務所をご紹介していただき、治療費の支払を含めた示談交渉についてご依頼をいただきました。

当事務所の活動

 ご依頼後は、まず、病院にて診断書を発行してもらい、警察署に提出して人身事故に切り替えるようにアドバイスいたしました。

 保険会社が一括対応(任意保険会社が窓口となり、治療費などを医療機関に支払うことです)するまでにはどうしても時間が少しかかるので、その間は、病院のご厚意で未払いのままにしてもらうか、もしくは依頼者の立て替えになることを伝えました。

 人身事故への切り替えが済んだあと、保険会社に対し、早急に病院への支払いを求め、認めてもらい、ご依頼いただいてから1週間以内に治療費を保険会社に負担して頂くよう手続きを済ますことが出来ました。

 その後、3か月の通院を経て、通院交通費や慰謝料等を請求致しました。

当事務所が関与した結果

主な損害項目 金額
通院交通費など 約2万円
傷害慰謝料 53万円(赤い本別表Ⅱ・3か月)

 保険会社との交渉の結果、傷害慰謝料として53万円、通院交通費等で約2万円、合計約55万円(既払い金を除く)が補償され示談となりました。

弁護士の所感(解決のポイント)

 相談時に、依頼者の方は、「相手のせいで怪我をしたのに、治療費を支払わないと言われたことに憤りを感じる」、「また、自己加入保険会社と相手方保険会社が同じ会社で信用できない」など、相手方保険会社の担当者の対応に憤りを感じていらっしゃいました。

 今回は、保険会社は1日分の治療費も認めない、との対応でしたが、物損事故処理扱いでも、数日間は、治療費の支払いをしてもらえる場合があります。

 しかし、保険会社は、それ以上の期間の通院については、物損事故のままでは、治療費の支払いを認めないことが多くあります。

 人身事故への切替えは、せめて通院を事故後1週間以内にしておかなければ、警察が切り替えに対応してくれないこともありますし、切替えができたとしても、事故との因果関係を争われることになっていきます。

 切り替えの期間が空けば空くほど、裁判でも治療費の支払いが認められるのが難しくなります。

 もし、事故当日は物損事故で処理してしまい、翌日、痛みが出たというような場合は、早めに病院に行き、人身事故への切り替えを行わないと、長期治療が必要になった場合の人的損害(治療費・慰謝料等)の賠償が認められないことになってしまいます。

 人身事故への切り替えが出来なかった場合、人身事故入手不能理由書での対応等の方法もありますが、あくまで例外です。

 今回は、ご本人へ急いで診断書を警察署へ提出してもらい、治療費のご負担なく通院することができて良かったと思います。

お客様の声

お客様アンケート(交通事故)20150122

1.当事務所へご相談いただいたきっかけを教えてください。

 知人からの紹介で連絡させて頂きました。

2.当事務所のサービスや接客について感じたことをご記入ください。

 遠方の為、メールでのやりとりが多くなりました。

 先生には長期に渡り相談させて頂きましたが、メールのレスポンスも早く安心しました。

 最後お会いしてお礼をお伝えすべき所申し訳ありません。今後のご活躍を祈念しております。

2015.1.22掲載

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