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後遺障害等級認定サポートで14級認定、交渉で過失割合を2割から1割に抑えた事例
【被害者】 | 60代男性 / 福岡市在住 / 無職 |
【傷病名】 | 頚部捻挫、腰部捻挫 |
【活動のポイント】 | 後遺障害等級認定サポート・示談交渉 |
【後遺障害】 | 併合14級 |
【サポート結果】 | 後遺障害認定・適切な賠償額の獲得 |
主な項目 | 金額 |
---|---|
傷害慰謝料 | 110万円 |
後遺障害慰謝料 | 110万円 |
逸失利益 | 62万円 |
最終金額 | 242万円(自害席保険金含む・過失相殺後) |
相談・依頼のきっかけ
福岡市在住の60代の男性が、歩道を歩行中、前方から来た歩行者をよけるため、車道路肩に出たところ、後方から来た車に衝突される事故に遭われました。
依頼者は衝突の衝撃で回転しながら体勢を崩して倒れこみ、頚部捻挫、腰部捻挫、右肘・左前腕打撲、右腰部挫傷の怪我を負われました。
その後、7か月通院したしたところで、相手方保険会社から治療終了や後遺障害申請の打診がありましたが、医師と相談のうえ治療を続けていました。
弁護士費用特約が使える保険がなく、相談料や弁護士費用について不安に思われていましたが、今後の治療や後遺障害申請について、弁護士に依頼した方がいいか知りたいとのことで、無料相談を利用して当事務所にご相談にいらっしゃいました。
一旦依頼するかどうかは検討したいとのことで、相談当日はそのままお帰りになりましたが、後日ご連絡があり当事務所にご依頼いただくことになりました。
当事務所の活動
当事務所にご相談にいらっしゃった時点で、既にしっかりと治療を継続されていましたので、委任契約書と一緒に後遺障害申請に必要な書類もお渡し、受任すると同時に後遺障害申請に向けた書類の準備を始めました。
後遺障害申請後は、認定のための調査に必要となる画像を病院から取り付けて提出したほか、相手方保険会社に過失割合に対する見解を確認する等して、認定結果が届き次第速やかに示談交渉できるよう損害計算を進めていました。
結果として、右頚~肩・右腕・腰部について併合14級という後遺障害が認定されました。
その後、認定結果を損害計算に反映させただけでなく、事故当時定年退職され無職であった依頼者から事故後の求職活動の状況等について詳細に聞き取りを行い、逸失利益が認められるために必要となる就労の蓋然性に関する情報を収集したうえで、相手方保険会社へ損害賠償請求を行いました。
当事務所が関与した結果
当事務所のサポートにより、適切な後遺障害が認定され、それに見合った慰謝料や逸失利益で相手方と示談することができました。
裁判外での示談であるにも関わらず、慰謝料については裁判基準と同額が認められたほか、事故後の求職活動等の状況から就労の蓋然性について主張したことで逸失利益についても約62万円の補償が認められました。
また、当初2:8と言われていた過失割合についても交渉により最終的に1:9に抑えることができ、最終的に合計242万円で示談することができました。
弁護士の所感(解決のポイント)
今回の事案では、逸失利益や傷害・後遺障害慰謝料、過失割合が主な争点となりました。
特に被害者が高齢者であった本件では、逸失利益0という可能性もありましたが、事故前の就労状況や事故後の求職活動等の事実を相手方に具体的に伝えることで、約62万円を認めさせることができました。
今回の逸失利益に限りませんが、法的に認められるかどうかがはっきりしない損害項目については、弁護士が介入しないと相手方保険会社は認めない傾向にあるように思われます。
弁護士が示談交渉に介入することで、示談金額が大きく増額することは珍しいことではないので、示談する前に一度弁護士に相談してみることを強くお勧め致します。
2020.10.23掲載
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