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70代男性が腰と膝に後遺障害14級が認定され、主夫の休業損害も補償された事例
【相談者】 | 70代男性 / 福岡市在住 /アルバイト |
【傷病名】 | 右膝挫傷、腰部挫傷 |
【活動のポイント】 | 後遺障害等級認定サポート・示談交渉 |
【後遺障害等級】 | 併合14級 |
【サポート結果】 | 適切な後遺障害等級認定・適切な賠償額の獲得 |
主な項目 | 金額 |
---|---|
傷害慰謝料 | 83万円 |
後遺障害慰謝料 | 101万円 |
逸失利益 | 64万円 |
治療費 | 44万円 |
通院交通費・その他 | 3万円 |
最終金額 | 355万円(自賠責保険金含む) |
相談・依頼のきっかけ
福岡市在住の70代の男性が、赤信号で停車中、後方から来た車に追突される事故に遭われ、右膝挫傷、腰部挫傷の怪我を負われました。
事故直後、相手方保険会社は治療費を支払ってくれていましたが、保険会社の横柄な対応に立腹された依頼者は、保険会社の対応を拒否し、ご自分で治療費を支払って治療を続け、自賠責保険へご自身で治療費請求するための準備をされていました。
事故から5か月経過したころ、通院先の医師よりそろそろ症状固定した方がよいとの打診もあったため、後遺障害申請や慰謝料の交渉について弁護士に相談したいと思い、弁護士特約の保険を利用して、当事務所に相談にいらっしゃいました。
相談の際、自賠責保険への請求に必要な書類等の確認や今後の方針をしっかりと説明させていただき、その場でご依頼いただきました。
当事務所の活動
ご相談にいらっしゃるまで、自費でしっかりと治療を継続され、自賠責保険へ治療費を請求するために必要となる診断書等もご自身で取り寄せていらっしゃいましたので、事故後6ヵ月で症状固定した後、後遺障害部分も併せて自賠責保険に賠償を申請するための準備をサポートさせていただきました。
また依頼者は、パートタイムでお仕事をされながら、ご病気の奥様の介護と家事全般も担ってらっしゃいました。
その事情を考慮し、当事務所では、主夫としての休業損害も補償されるよう、必要な資料の収集や意見書の作成等も行いました。
当事務所が関与した結果
後遺障害申請の結果、腰部・右膝について併合14級が認定されたため、認定結果を踏まえ速やかに損害額を計算をし、相手方保険会社へ損害賠償請求を行いました。
当事務所のサポートで、傷害部分のみならず後遺障害についても自賠責保険に損害が認定されたことや、事故の影響による身体の変化で不便な生活を強いられていること等を相手方保険会社に主張し粘り強く交渉を行ったことにより、相手方保険会社にそれらに見合った慰謝料や逸失利益を認めさせることができました。
特に主夫としての休業損害や、裁判基準に近い慰謝料が認められたことにより、最終的に合計355万円で示談することができました。
弁護士の所感(解決のポイント)
家事従事者の休業損害は、被害者が男性の場合に認められないこともあります。
今回も相手方が家事従事者の休業損害を認めない可能性が考えられたため、請求の前段階から奥様のご病気に関する資料を集め、意見書を作成した上で請求を行いました。
その結果、相手方も奥様のご病気に関する事情や家事への支障について理解を示し、休業損害についてとても有利な額で示談することができました。
奥様のご病気に関する資料を提出いただき、弊所からの聞き取りに対して詳細にご回答頂けたことで、家事の支障を相手方にしっかり主張できた点が解決のポイントと考えております。
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