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後遺障害等級認定サポートで14級認定、交渉により約265万円が補償された事例
【被害者】 | 40代女性 / 福岡市在住 / 主婦 |
【傷病名】 | 頚椎捻挫、腰椎捻挫 |
【活動のポイント】 | 後遺障害等級認定サポート・示談交渉 |
【後遺障害等級】 | 14級9号 |
【サポート結果】 | 後遺障害認定・適切な賠償額の獲得 |
主な項目 | 金額 |
---|---|
休業損害 | 約35万円 |
傷害慰謝料 | 90万円 |
後遺障害慰謝料 | 110万円(裁判基準) |
逸失利益 | 約70万円 |
最終支払額 | 約265万円※自賠責保険金含む |
相談・依頼のきっかけ
福岡市在住の40代の女性が、車にお子様2名を乗せて青信号にてT字路に進入したところ、右方より、一時不停止・ノーブレーキで原則なしの右折車に衝突されるという事故に遭いました。
相手の車は、女性の車に衝突後も停止することなく走行し、2メートルほど先でようやく停止するほどの勢いで衝突してきたため、女性の運転する車の右前部分は破損し、修理を余儀なくされました。
事故により、被害者の女性は頚椎捻挫、腰椎捻挫等の診断を受け、3週間ほど通院による治療を続けていました。
しかし、初めての事故のため、今後どうすればいいか分からないという不安な思いから、弊所へご来所・ご相談され、ご依頼いただくこととなりました。
当事務所の活動
ご依頼いただいた時点では物損も未解決であったため、まずは物損の解決をするため、ドライブレコーダーの画像を共有いただきました。
ドライブレコーダーにより過失を検討し、ご依頼から僅か1週間で物損は示談となりました。
その後、比較的お怪我の小さいお子様お二人も、大きな争いなく続けて示談となりました。
事故後、女性は一貫して手足の痺れを訴えていたので、暫くは治療に専念をしていただきました。
事故より5か月後、6か月後と保険会社より治療状況の確認がありましたが、継続的な痺れの症状と、まだ治療が必要とする医師の判断をお伝えし、事故から7か月間、しっかりと治療を受けることができました。
その後は症状固定となり、頚椎捻挫・腰椎捻挫に対する後遺障害として、自賠責調査事務所へ被害者請求を行いました。
当事務所が関与した結果
後遺障害申請の結果、頚椎捻挫後の左手(親指・人差し指・中指)の常時ピリピリした痺れ、力が入りにくい・細かな動きがしにくい、左母子、第2指、第3指全体の痺れ、知覚鈍麻等の症状について、「局部に神経症状を残すもの」として第14級9号の認定を受けることができました。
この後遺障害の結果をうけ、早速、保険会社と示談交渉を行いました。
初回は、主婦の休業損害が事故から3か月分だけ認定、傷害慰謝料・後遺障害慰謝料が裁判基準の8割、労働喪失期間が3年といった典型的な任意保険基準での回答でした。
当然、この時点では裁判をした場合に認められる金額を下回る低い金額での回答でしたので、最低ラインとして裁判リスクを越える金額でないと示談できないという強い意思で、その後2回、弊所から保険会社へと再提案を行いました。
粘り強い交渉の結果、最終的には、傷害慰謝料が裁判基準の9割、後遺障害慰謝料が裁判基準通り、労働喪失期間が4年の回答を引き出すことができ、当初の目標であった裁判基準をクリアする金額で示談することができました。
浅野弁護士の所感(解決のポイント)
被害者の方の車にはドライブレコーダーがついており、過失交渉を迅速にまとめることができました。
ドライブレコーダーは、過失についての決定的な証拠となり、過失交渉に大きく寄与するため、運転者の皆様に装着をおすすめしたいものです。
また、通院中には、被害者の方が治療状況や現在の症状について細かくメールで報告してくださり、診断書と併せて事務所で被害者の方のお怪我の現状を的確に把握することができ、相手方との治療の延長交渉も適切に行えたと思います。