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症状の内容・経過などを正確に医師に伝え、適切な治療期間を確保できた事例
【相談者】 | 女性(30代) / 糟屋郡在住 / 職業:兼業主婦 |
【傷病名】 | 右肘関節捻挫、腰椎捻挫、胸椎捻挫、外傷性頚部症候群等 |
【活動のポイント】 | 治療アドバイス・後遺障害等級認定サポート・示談交渉 |
【後遺障害等級】 | 併合14級 |
【サポート結果】 | 後遺障害等級認定獲得・適切な賠償額の獲得 |
主な項目 | 金額 |
---|---|
傷害慰謝料 | 91万円 |
後遺障害慰謝料 | 104万円 |
逸失利益 | 82万円 |
休業損害 | 16万円 |
最終支払額 | 295万円 |
相談・依頼のきっかけ
30代の糟屋郡在住の女性が、普通乗用自動車を運転し交差点の右折待ちのため停車していたところ、後続車に追突されるという事故に遭いました。
女性は、本件事故により、右肘関節捻挫、腰椎捻挫、胸椎捻挫、外傷性頚部症候群、薬物性胃炎、右前腕痛、右手関節捻挫等の傷病を負い、病院と整骨院併用で通院加療を受けられておりました。
事故から数週間後のご相談でしたので、こちらから、今後の方針や賠償までの流れ、後遺障害等についてご説明いたしました。
当事務所の活動
事故から数週間しか経過しておらず、まだまだ痛みも残存している為、ご依頼者様にまずは治療に専念していただきました。
そして、当方にて経過の診断書等を全て取り寄せ、具体的な怪我の内容や治療内容等を確認しました。
事故から7ヵ月が経過し症状固定となり、後遺障害部分の被害者請求を行いました。
当事務所が関与した結果
後遺障害認定の結果、頚部受傷後の頚部痛、頭痛、腰椎捻挫後の背部痛、腰部痛及び左殿部痛について、それぞれ「局部に神経症状を残すもの」として併合14級に認定されました。
その後、相手方保険会社との示談交渉が開始しました。
示談交渉では、休業損害、傷害慰謝料・後遺障害慰謝料、逸失利益の額が争点となりました。
傷害慰謝料・後遺障害慰謝料については、当初、保険会社はこちらが請求した金額の8割しか補償しないという回答でしたが粘り強く交渉を続け、請求額に近い金額を認めてもらうことができました。
逸失利益については、当初、6割回答でしたが、最終的には満額認めてもらうことができました。
休業損害については、ご本人様が兼業主婦だったことから主婦業の休業損害として請求しておりましたが、勤務先の仕事自体は休んでいなかったなどのリスクもあったことから、交渉全体を見据えて譲歩しました。
治療費や他の損害費目を含めて裁判に移行した場合に得られるであろうと想定される金額を検討し、それに近い金額まで増額できたことから、ご本人様に検討いただき、裁判は行わずに示談することとなりました。
弁護士の所感(解決のポイント)
交通事故の被害者の方が医師に対して首の痛みという症状を伝える際、「下を向くと痛いです。」などと伝えがちです。
実際の症状としては、首が常に痛くて、下を向くと痛みが強まるという症状であるにもかかわらず、前記のような説明をしてしまうと、それを聞いた医師としては『下を向いたときだけ首が痛いんだな。』などと理解してしまい、症状を正しく理解してもらえません。
本件は事故から間もない頃にご相談いただいたことから、通院・受診した時に医師に対してどのように症状を伝えるべきかなど、今後の治療を受けるにあたっての注意点を説明することができました。
また、後遺障害申請をするにあったっても、後遺障害診断書を作ってもらう際の注意点を説明し、無事に後遺障害等級認定を受けることができました。
交通事故に詳しい弁護士が適切な場面で注意を促すことで、交通事故の被害者の方が適切な賠償を受けられるかどうかが変わってくることが多々ありますので、まずはお気軽にご連絡いただければと思います。
なお、ご依頼者様は自身の保険に弁護士費用特約が付帯されていらっしゃったので、弁護士費用については、負担なくご依頼いただくことが出来ました。
2019.5.31掲載