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インプラントの治療費(約70万円)が認められ、250万円の補償を受けた事例
【相談者】 | 女性(40代) / 福岡市在住 / 職業:会社員 |
【傷病名】 | 頚椎捻挫、腰椎捻挫、外傷性歯牙亜脱臼 |
【後遺障害等級】 | 14級9号 |
【活動のポイント】 | 後遺障害等級申請、示談交渉 |
【サポート結果】 | 後遺障害等級認定獲得、適切な賠償金額獲得 |
主な損害項目 | 金額 |
---|---|
休業損害 | 46万円 |
傷害慰謝料 | 91万円(裁判基準の9割) |
逸失利益 | 78万円(労働能力喪失期間:5年・労働能力喪失率:5%) |
後遺障害慰謝料 | 110万円(裁判基準どおり) |
合計額 | 250万円(過失相殺なし) |
相談・依頼のきっかけ
40代の福岡市在住の女性が、福岡市内の信号機のある交差点で信号待ち停車をしていたところ、加害車両より追突されました。
事故のあった日に病院へ行ったところ、頚椎捻挫、腰椎捻挫と診断されました。
また、事故により歯の根本が駄目になり、歯を数本抜かざるを得ない状態になり抜いたということでした。
しかし、相手方保険会社より歯牙については治療費を3割しか負担せず、依頼者側での7割の負担をするよう求められました。
特に歯の治療費のことについて相談をしたいということで事務所へいらっしゃいました。
当事務所の活動
ご相談・ご依頼をお受けしたのが受傷後約4ヵ月頃でしたので、今回は、症状固定前の通院期間中から受任し、サポートさせていただきました。
交通事故より約7ヵ月半後に症状固定を迎えられましたが、頭や両肩、頚部が痛み、左腕に脱力感やしびれが残ってしまったということで、当方関与のもとで後遺障害の申請を行いました。
自賠責保険において、頚椎捻挫後の頚部痛、両肩痛、左上腕肢脱力感、しびれ、頭痛等の症状については、14級9号の後遺障害の認定を受けました。
また、歯についても申請を致しましたが、歯については後遺障害等級には該当しませんでした(正確には既に10級の既存障害あり)。
そのため、14級9号の認定を受けた場合の慰謝料等を計算し、示談交渉に挑みました。
当事務所が関与した結果
当初、保険会社は傷害部分の慰謝料に関しては裁判基準の8割、後遺障害部分の慰謝料に関しても裁判基準の8割という回答でした。
しかし、数回にわたって交渉を重ねるうちに、後遺障害の慰謝料については裁判基準と同額の支払を受けることが出来ました。
また、傷害慰謝料については、裁判基準の約9割の支払を受けることが出来ました。
また、被害者が最も気にしていたインプラント治療費についても、ほぼ全額(約70万円分)を認めてもらうことができました。
弁護士の所感(解決のポイント)
インプラントの治療費については示談交渉の段階ではなかなか認めてもらうことができず、裁判になる事例も多いですが、本件では事前に歯科医から医療照会を受けたり、意見書を書いてもらうなど、しっかりと資料を収集して、相手方保険会社と交渉した結果、インプラント治療費についてほぼ全額を認めてもらうことができました。
慰謝料額としては若干、裁判基準を下回りましたが、裁判においても認められない可能性のあるインプラント治療費について認めてもらったため、被害者には大変ご満足いただきました。
お客様の声
2016.9.9掲載