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裁判をせずに脳挫傷等の後遺症での適正な補償を受けた事案
裁判をせずに脳挫傷等の後遺症での適正な補償を受けた事案
【相談者】女性(50代) / 福岡市在住 / 職業:主婦
【傷病名】脳挫傷、外傷性くも膜下出血等
【後遺障害等級】12級認定
【活動のポイント】後遺障害等級申請、示談交渉
【サポート結果】後遺障害等級認定獲得、適正な賠償金獲得
主な損害項目 | 交渉後 |
---|---|
休業損害 | 74万円 |
傷害慰謝料 | 70万円 |
逸失利益 | 382万円 |
後遺障害慰謝料 | 290万円 |
過失 | 7% |
最終支払額 | 774万円 |
相談・依頼のきっかけ
50代の福岡市在住の女性がT字路交差点を自転車で走行中に、対向から右折進行してきた4輪車に側面から衝突される事故に遭い、外傷性くも膜下出血等の怪我を負われました。
事故後間もなく、被害者の方がまだ入院治療を受けていた時、被害者のご兄弟がご相談に来られました。
ご相談でお話をお聞きした後、入院先の病院までお伺いし、改めて被害者ご本人からご相談をお受けしました。
今後の保険会社とのやりとり等が不安とのことで、当事務所でご依頼をお受けすることとなりました。
当事務所の活動
まずは、治療に専念して頂くとともに、診察結果については逐一ご報告を頂くこととしました。
頭部を受傷されていることから、高次脳機能障害が起こらないかも心配していましたが、幸い、めまいや頭痛等の身体的症状はあったものの、高次脳機能障害は残りませんでした。
経過観察の状態が続きましたが、めまいや頭痛以外は大丈夫とのことで症状固定の診断を受けました。
その後、当事務所にて、めまいや頭痛につき、後遺障害の申請を行いました。
当事務所が関与した結果
後遺障害申請の結果、頭痛やめまいにつき12級13号との認定を受けました。
その後、相手方保険会社と示談交渉を行い、慰謝料については裁判基準、逸失利益については女性の平均賃金の14%、10年間を保障する内容での示談が成立しました。
過失割合については、基本的に10:90と判断されうる事故状況でしたが、7:93で示談が成立しました。
弁護士 桑原 淳の所感(解決のポイント)
高次脳機能障害という重い後遺症が残らなかったことは幸いでしたが、それでもめまいや頭痛に苛まれている状況でしたので、これに対する補償をしっかりと獲得できたことは良かったです。
お客様の声
2016.02.26掲載