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後遺障害等級認定サポートで8級認定、裁判せず1,185万円の保障を受けた事例
後遺障害等級認定サポートで8級が認定され、裁判せず1,185万円の保障を受けた事例
【相談者】 | 90代女性 / 福岡市在住 |
【傷病名】 | 左大腿骨頸部骨折 |
【活動のポイント】 | 後遺障害等級認定サポート、示談交渉 |
【後遺障害等級】 | 8級7号 |
【サポート結果】 | 後遺障害等級認定、適切な賠償額の獲得 |
主な損害項目 | 金額 |
---|---|
入院雑費 | 17万円 |
傷害部分慰謝料 | 165万円 |
後遺障害慰謝料 | 754万円 |
総賠償額 | 1,185万円(治療費・自賠責保険金獲得額を含む) |
相談・依頼のきっかけ
福岡市在住の90代の女性がデイサービスの送迎車に乗っていたところ、対向車がセンターラインを越えて衝突してくるという事故に遭い、同乗していた依頼者は左大腿骨頸部骨折の怪我を負いました。
ご相談時は事故から7ヵ月ほど経過したところでした。
事故後約4ヵ月間入院した後、老人介護保険施設へ入所し、しばらくたったころ、相手方保険会社から示談金の提示書面が届いたが、これが妥当であるか確認したいということでご相談に来所されました。
当事務所の活動
ご相談時にお持ちいただいた示談提示書面によると、被害者は後遺障害の申請をしておらず、傷害部分のみの金額を相手方保険会社が提示していることが分かりました。
事故によって左大腿骨頸部骨折(左足の付け根の骨折)という大怪我を負っていることから、後遺障害等級が認定される可能性が高いと考え、ご本人に代わって後遺障害の申請をすることになりました。
まずは保険会社から診断書等全ての書類を取り寄せ、後遺障害申請に必要な書類について検討しました。
後遺障害の申請には後遺障害診断書というものを医師に必ず作成してもらわなければいけません。
ところが、病院を退院後、老人介護保険施設へ入所したことにより、病院へ治療のために通院することができなくなったため、経過を見ることができていないという理由から、入院していた病院の医師に後遺障害診断書の作成を拒否されてしまいました。
そこで、退院後も定期的に被害者の様子を診ていた病院(但し整形外科ではない)を探し出し、理由を説明したうえで後遺障害診断書の作成をお願いし、なんとか作成してもらえることになりました。
その後、必要書類をすべてそろえ、後遺障害申請を行いました。
当事務所が関与した結果
後遺障害申請の結果、「左大腿骨頸部骨折後の左股関節の機能障害について、左股関節に人工骨頭のそう入置換が認められ、外転・内転運動の可動域が健側(右股関節)の可動域角度の2分の1以下に制限されていることから、1下肢の3大関節中の1関節の用を廃したもの」として8級7号の認定を受けることができました。
その後、後遺障害部分も含め、改めてこちらから相手方へ損害賠償請求を行いました。
ご本人の意向として、弁護士を入れることによって事が大きくなることは避けたいとのことでしたので、示談交渉のみで、裁判基準の補償を受けられるよう相手方保険会社と交渉を重ねました。
その結果、裁判をすることなく、1,185万円という適切な賠償額での補償をうけることができました。
担当弁護士の所感(解決のポイント)
被害者は、退院直後から整形外科的な治療を受けることができず、そのまま数ヶ月が経過していました。
このような場合、入院先の病院が後遺障害診断書を作成してくれないということが稀にあります。
後遺障害診断書を作成してくれる病院を探し出せていなかったらと思うと冷や汗が出るような事件でした。
最終的にはきちんとした補償が認められてよかったです。