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顔の傷等で後遺障害7級認定、交渉開始から約2週間で約1350万円補償され示談解決した事例
被害者 | 男性(20代) / 福岡市在住 / 職業:会社員 |
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傷病名 | 第6頚椎骨折、頭部挫創、顔面多発挫創、左耳介挫傷、左第11肋骨骨折、右上肢不全麻痺 |
後遺障害等級 | 7級12号 |
活動のポイント | 後遺障害等級認定サポート・示談交渉 |
サポート結果 | 適切な賠償額認定・後遺障害等級認定 |
主な項目 | 金額 |
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休業損害 | 約131万円 |
傷害慰謝料 | 約150万円(裁判基準) |
逸失利益・後遺障害慰謝料 | 約1051万円 |
入院雑費 | 約2万円 |
合計額 | 約1350万円(治療費除く) |
相談・依頼のきっかけ
20代の福岡市在住の男性が、横断歩道を横断中、右折をしようとした車にはねられるという交通事故に遭われました。
これにより依頼者は、第6頚椎骨折、頭部挫創、顔面多発挫創、左耳介挫傷、左第11肋骨骨折、右上肢不全麻痺の怪我を負われました。
ご本人様の保険に弁護士費用特約がついていたことから、依頼者が事故に遭われた数日後、代理店の方から弊所に紹介のお電話を頂きました。
依頼者は入院中でしたので、窓口のお母様とお電話相談をさせて頂き、その後依頼者と契約書を郵送で取り交わし、そのままご依頼頂く運びとなりました。
当事務所の活動
ご相談・ご依頼をお受けしたのは、交通事故から約2週間弱が経過したころでした。
まずは治療に専念頂く為、相手方保険会社との窓口は弊所にお任せ頂くとともに、転院先のご相談等ご不安な点は逐一ご相談頂きました。
中でも、突然お仕事を休業されることによる経済面を特に不安視されていたため、相手方保険会社に休業損害を都度請求した上で、通常示談交渉時にまとめてお支払い頂くことの多い通院交通費と入院雑費に関しましても、相手方に内払い請求を行いました。
その際、金額に関して相手方との交渉は極力避け、ご本人様のお手元に早く入金があることを優先し、いったん相手方の支払い限度額で対応頂きました。
また、ご本人様治療中、相手方保険会社から取り付けた物損資料や経過診断書の確認、及び窓口のお母様にご状況の確認を行う等して、今後の見通しを立てて行きました。
事故から8か月弱の時点で、症状固定となり、後遺障害申請手続きに移りました。
当事務所が関与した結果
後遺障害申請の結果、醜状痕において第7級12号の後遺障害の認定を受けることができましたので、認定結果を前提に示談交渉を行いました。
示談交渉の結果、裁判で認められうる額を上回る賠償を受けることができました。
休業損害と入院雑費は、内払いの時点では相手方主張の自賠責基準でお支払い頂いておりましたが、示談交渉にあたり、弊所で計算した裁判基準満額で、差額をお支払い頂くことが出来ました。
なお、後遺障害の認定がおりた醜状痕は、相手方からも裁判所からも、逸失利益の認定は認められる可能性の低い傷病でした。
しかし、示談交渉にあたって、依頼者が若年であることや、今後醜状によって職種の制限を受ける可能性があることを主張した結果、自賠責部分の逸失利益満額と、裁判外にも関わらず傷害部分の慰謝料で、赤本(別表Ⅰ)の裁判基準満額の賠償を受けることが出来ました。
裁判になると、訴訟提起してから1年ほどは時間を要する場合が多いですが、今回は、示談交渉開始から示談成立まで約2週間でのスピード解決となりました。
弁護士の所感(解決のポイント)
窓口のお母様より、ご不安な点は逐一ご相談頂き、何よりも安心して治療に専念頂けるよう努めました。
依頼者は、事故によりいきなり休業を余儀なくされ、そのことに一番ご不安を感じておいででしたので、ご希望される内払いは都度対応致しました。
また、その際は、弊所の請求額と相手方の回答が異なっても、その場ではあえて争わず、金額に関しては示談時交渉すると主張した上で、相手方保険会社から早く入金頂くことを最優先し、依頼者の希望に添えるよう努めました。
また、後遺障害の認定のおりた醜状痕は、逸失利益が認められにくい後遺障害でしたが、逸失利益は発生しないとの相手方保険会社の主張をそのまま飲むのではなく、依頼者特有の状況を主張し、その他の部分の賠償において良い回答を得ることが出来ました。
今回事故後すぐのご依頼でしたので、1年以上の長期に渡るお付き合いとなりました。
窓口であるお母様と連絡が取れやすく、依頼者の症状やご希望に関しても都度ご連絡頂けたので、業務や交渉をスムーズに進めることができ大変感謝しております。
今回訴外において、裁判リスクを上回り、尚且ほぼ全ての項目において、裁判基準満額にあたる賠償を受けることが出来たのも、一重に依頼者および窓口のお母様が弊所を信頼し任せてくださった結果と存じます。
お客様の声
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監修者弁護士法人たくみ法律事務所
福岡市と北九州市にオフィスがあります。
交通事故の被害者側専門の弁護士が、被害者の気持ちに寄り添い、将来への不安を少しでも解消できるよう尽力いたします。