福岡の弁護士による交通事故相談は事故に強いたくみ法律事務所へ
0120-043-211
弁護士法人 たくみ法律事務所

脳挫傷等の怪我を負われた方が後遺障害7級認定、約2735万円の補償を受けた事例

【被害者】 女性(70代) / 福岡県久留米市在住 / 職業:パート
【傷病名】 脳挫傷・左側頭後頭葉の小出血性脳挫傷、頭部裂創、
左鎖骨遠位端骨折、右肋骨部・左足関節打撲
【後遺障害等級】 7級4号
【活動のポイント】 後遺障害等級認定サポート・示談交渉
【サポート結果】 適切な後遺障害等級認定、適切な賠償額の獲得

主な項目 金額
逸失利益 約1281万円※(裁判基準満額)
休業損害 約214万円
傷害慰謝料 約181万円(裁判基準の9割)
後遺障害慰謝料 1000万円(裁判基準満額)
付添費 約42万円
合計額額 約2735万円(治療費除く)

※労働能力喪失期間:10年・労働能力喪失率:56%

高次脳機能障害の解決事例一覧

高次脳機能障害サイトはこちら

相談・依頼のきっかけ

相談風景

 70代の久留米市在住の女性が、青信号を歩行中、同一方向へ進行していた車が左折してきてそのまま衝突するという事故に遭われました。

 これにより依頼者は、脳挫傷・左側頭後頭葉の小出血性脳挫傷、頭部裂創、左鎖骨遠位端骨折、右肋骨部・左足関節打撲の怪我を負われました。

 弊所にご相談頂いたのは事故から約4か月後のことでした。

 依頼者の知人の方が弊所にご依頼頂いていた関係で、その方の勧めで弊所にご相談頂くこととなりました。

 ご相談当日は、窓口である依頼者の旦那様とお電話にて相談をさせて頂き、ご本人様の保険に弁護士費用特約もついていたことから、契約書を郵送でやり取りし、そのままご依頼頂く運びとなりました。

当事務所の活動

 ご依頼いただいた時点では、まだ治療が必要な状況でしたので、相手方保険会社との窓口は弊所にお任せ頂きました

 依頼者の加入する保険会社から届いた資料等についても、ご不明点は逐一アドバイスをし、安心して治療に専念頂ける環境作りに努めました

 同時に、相手方保険会社から物損資料や経過診断書を取り付けるなどして、今後の見通しを立てて行きました。

 治療を約11か月ほど続け、そろそろ症状固定という時期に差し掛かったころ、これまで通院されていた病院が閉院することとなりました。

 症状経過から見てもそろそろ症状固定の話が出ても良さそうな状況でしたので、転院して治療を続けるメリットとデメリットをお伝えし、最終的には医師と依頼者の方の判断の元、閉院を機に症状固定と致しました。

 症状固定後は、後遺障害申請を行うこととなりました。

 後遺障害申請は、頭部受傷後の神経系統と、身体の可動域に関しての大きく2点につき行いました。

 当初、頭部受傷後の神経系統につきましては、これまでの症状や治療経過から正直認定は厳しい見立てでしたが、最終的には依頼者である奥様をそばで見ていた旦那様のご判断により、申請することに致しました。

 申請にあたっては、取得した資料を弊所にて取捨選択を行い、より詳細な記述のある診断書を提出しました

当事務所が関与した結果

 後遺障害申請の結果、自賠責保険において頭部受傷後の神経系統につきまして、第7級4号の後遺障害の認定を受けることができました。

 後遺障害申請と平行し、損害額の算定を行っておりましたので、認定結果を前提にすぐに相手方保険会社との示談交渉に移りました。

 示談交渉においての、今回の大きな争点は付添費慰謝料の金額でした。

 付添費については、相手方保険会社は0円との回答でしたが、後遺症を残存するほどの大怪我を負ったことや、実際に旦那様が付き添われていたご状況を主張し、入院の全期間につき、裁判基準の満額を認めてもらうことが出来ました。

 慰謝料については、重い障害を残したまま今後の生活を強いられるご本人様及びご家族様の精神的な苦痛等を主張した結果、傷害部分に関して裁判基準の9割、後遺障害部分に関して裁判基準の満額が補償されました。

 裁判になると、訴訟提起してから1年ほどは時間を要する場合が多いですが、今回は、示談交渉開始から示談成立まで約1ヶ月でのスピード解決となりました。

弁護士の所感(解決のポイント)

弁護士浅野

 今回、弊所にご依頼後も長期の治療が続く状況でしたが、途中別のご病気で依頼者の方が入院される等、ご不安な状況もあられたかと思います。

 窓口の旦那様より、ご不安な点は逐一ご相談頂き、何よりも安心して治療に専念頂けるよう努めました

 また、後遺障害の認定につきましては、弊所が多くの案件を扱う中で、頭部受傷後の神経系統は、診断書上高次脳機能障害を否定するような記述が見受けられたり、退院後は主にむち打ち症状に関する治療を中心に受けられていた経過等から、正直認定は厳しい見立てでした。

 しかしながら、依頼者である奥様をそばで見ておられた旦那様のご判断で、申請することになり、結果第7級4号の後遺障害の認定を受けることができました。

 旦那様には、後遺障害申請にあたり、奥様の日常生活状況報告をご作成頂く等、沢山のご協力を賜りましたので、そちらが今回の結果にもつながったと感謝しております

 今回のような、損害額の大きな事故は、解決までに時間を要することが多いですが、裁判をした場合に想定されていた金額を上回る賠償を約1か月というスピードで獲得出来たのも、ひとえに依頼者様や窓口の旦那様が弊所を信頼し任せてくださった結果と存じます。

 示談交渉で無事解決となり良かったです。

お客様の声

お客様の声20200730

2020.7.30掲載

関連ページ

  • 電話で問合せ
  • メールで問合せ
  • LINEで問合せ

おすすめコンテンツ

後遺障害等級認定サポート
弁護士選びのポイント
ご相談の流れ
弁護士費用