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弁護士法人 たくみ法律事務所

後遺障害等級認定サポートで、高次脳機能障害等で併合8級が認められた事例

【相談者】 男性(30代) / 福岡市在住 / 職業:飲食店アルバイト
【傷病名】 脳挫傷・外傷性くも膜下出血・右鎖骨開放骨折
嗅覚障害・味覚障害
【活動のポイント】 後遺障害等級認定サポート、各病院に必要書類の作成を依頼
【サポート結果】 休業損害認定、適切な賠償額の獲得

主な損害項目 金額
傷害慰謝料 213万円
休業損害 33万6000円
逸失利益 2256万円(労働能力喪失期間:37年・労働能力喪失率:45%)※裁判基準
後遺障害慰謝料 664万円
合計額 3166万6000円

高次脳機能障害の解決事例一覧

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相談・依頼のきっかけ

相談風景

 30代の福岡市在住の男性が、福岡市の信号機のある道路を赤信号にてバイク停車中に、後方より、数秒間下を向いて運転をしていた加害者の車に追突されるという事故に遭いました。

 この事故で、被害者は脳挫傷・外傷性くも膜下出血・右鎖骨開放骨折・嗅覚障害・味覚障害等の怪我を負いました。

 すぐに救命救急センターに搬送されましたが、2~3日間意識がもどらず、そのまま1ヶ月ほど入院をされました。

 事故後、別の弁護士事務所に依頼をしていましたが、2ヶ月が経過しても事件が進展せず、今後どうすればいいか分からないと不安になっていたところ、以前、弊所にご依頼いただいた方より紹介され、当事務所にご相談・ご依頼を受けました。

当事務所の活動

 ご相談・ご依頼をお受けしたのが治療終了後であったため、まずは後遺障害の申請手続きをサポートさせていただきました。

 高次脳機能障害かつ、複数の病院に入通院されていたこともあり、通常の後遺障害申請よりも多くの提出書類が必要でした。

 そのため、当方にて各病院でどの書類を作成して頂く必要があるのかを事前に提示したことにより、スムーズに各病院へ書類を取付けして頂くことができました。

 その後、必要書類を揃えて、当方関与のもとで後遺障害の申請を行いました。

 後遺障害の結果が出るまでに4ヶ月ほどかかりましたが、自賠責保険において、高次脳機能障害である「怒りやすくなった」等の症状については、第9級10号が、頭部外傷後の嗅覚障害については、第12級相当が認められ、あわせて併合第8級の認定を受けました。

 それから、併合第8級の認定結果を前提に、相手方保険会社との示談交渉へと移りました。

当事務所が関与した結果

 相手方保険会社との示談交渉においては、休業損害や慰謝料、そして逸失利益が最も重要な争点になることが予想されました。

 訴訟前の交渉段階では、慰謝料の8割~9割しか認めないという保険会社が多いですが、当方としては、裁判基準での主張を行い、傷害慰謝料は、ほぼ満額の回答を得られました。

 また、逸失利益の基礎収入においては、実際の収入額より今後の収入の増額の可能性等から、実収入額以上の請求を行いました。

 相手方からは、現実収入額を前提に回答されることが予想されましたが、粘り強く交渉を行った結果、当方の主張通りの回答を得ることが出来ました。

弁護士の所感(解決のポイント)

 後遺障害の慰謝料については裁判基準よりは低い額での解決となりましたが、主要な争点である減収のない場合の逸失利益としては、極めて高額な賠償を得ることができ、被害者本人にも想定外だと喜んでいただきました。

 高次脳機能障害は、日常生活に支障を生じさせる重篤な障害であるものの、傍目には異常がないように見えるため、症状が発見されにくく、見すごされてしまう場合も多々あります。

 交通事故後、怒りっぽくなった、気が散りやすくなった等、変化が生じた場合は、まずは当事務所にご相談ください。

 必要な検査や、症状に関するテスト等のご紹介、後遺障害の認定のために必要な立証書類のアドバイスなど、弁護士が、被害者・ご家族をサポートいたします。

お客様の声

お客様の声20190215

2019.2.15掲載

後遺症への補償と取り組み

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