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死亡事故で裁判せずに裁判想定額を上回る約2600万円が補償された事例
【相談者】 | 女性(当時70代) / 久留米市在住 / 職業:年金暮らし |
【傷病名】 | 死亡 |
【活動のポイント】 | 示談交渉 |
【サポート結果】 | 裁判せずに裁判相定額を上回る解決 |
サポート前 | サポート後 | 増加額 | |
---|---|---|---|
賠償金額 | 約2260万円 | 約2600万円 | 約340万円 |
相談・依頼のきっかけ
当時70代の久留米市在住の女性が、青信号の横断歩道を歩行中、右折車に巻き込まれるという事故に遭われました。
被害者は、事故後病院へ救急搬送されましたが、外傷性心破裂による外傷性出血性ショックにより、事故発生から約1時間30分後、同院においてお亡くなりになりました。
弊所にご相談頂いたのは、事故発生から、約8か月が経過した頃でした。
相手方保険会社から賠償金の事前提示が届いたため、金額等がこれで妥当なものか相談されたいとのことでした。
相談当日は、被害者の御兄妹にあたるご遺族の方にご来所頂き、その方が代表相続人になられるとのことでしたので、その他相続権のある依頼者の委任状の準備をご依頼しました。
その後、全員の委任状が揃った時点で、弊所で受任の運びとなりました。
当事務所の活動
ご相談の日程調整をさせて頂いた時点で、既に相手保険会社から事前提示書面が届いていることが分かりましたので、相談の前段階で、事前提示書面をFAX頂き、相談に向け、損害額の算定を行いました。
大切なご家族をなくされたご遺族の悲しみに対し、法律的な賠償の算定となると、どうしてもご不明点も多くなるかと思います。
相談にご来所頂いた際は、少しでもご不安点をなくせるよう、相手方保険会社への請求に関し、出来る限りの説明に努めました。
その結果、受任後はすぐに相手方保険会社へ、受任通知と同時に損害計算書を送付し、早急な事件解決へ向けすすめることが出来ました。
当事務所が関与した結果
最終的に、相手方保険会社から受けていた事前提示額約2260万円から、最終賠償額約2600万円と、約340万円の増額賠償を受けることが出来ました。
また、途中相手方保険会社に代理人弁護士がつく運びとなり、弁護士の選定にお時間がかかったものの、それを差し引いても、裁判をした場合には半年から1年程度の時間を要しますが、今回相手方保険会社へ請求してから2か月も経たずして裁判せずにスピード解決と至りました。
弁護士の所感(解決のポイント)
今回、被害者が年金受給者であり、夫・子なしの1人暮らしであったことから、損害項目が少なく、裁判をすることにより大幅に増額が見込まれる事案ではありませんでした。
そのことを踏まえ、ご遺族の、『心情的に早く終わらせてしまいたい』とのお気持ちを優先し、できるだけ早い解決を目指しつつ、裁判をしなくとも裁判をした場合の総定額を上回る解決を目指しました。
結果、裁判総定額を上回る解決を行うことができ、訴訟外でのスピード解決と至りました。
しかしながら、法律的にどんなに適正な損害賠償額であっても、ご遺族にとって、大切な方の命に代わる損害額等、決して存在しないものと存じます。
弊所の活動が、少しでもご遺族の方々のお力になれることを願っております。
2021.3.19掲載