福岡の弁護士による交通事故相談は事故に強いたくみ法律事務所へ
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弁護士法人 たくみ法律事務所

死亡事故で、裁判をせずに弁護士費用・遅延損害金が認められた例外的な事例

相談者 女性(当時60代) / 福岡市在住 / 職業:主婦
傷病名 死亡
活動のポイント 保険会社対応・刑事手続きへの被害者参加・示談交渉
サポート結果 適切な賠償額の獲得

損害項目 金額
逸失利益 2,280万円
死亡慰謝料 2,400万円

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相談・依頼のきっかけ

弁護士岩間

福岡市在住の60代の女性(専業主婦)が、自動車で高速道路を走行中、対向車のセンターラインオーバーにより正面衝突するという交通事故に遭い、救急搬送されたものの、亡くなられました。

ご遺族より当事務所にご連絡いただき、「正当な補償額を知りたい」とのことでご相談いただき、ご依頼となりました。

当事務所の活動

本件事故はセンターラインオーバーの事故で被害者の方が複数いたこともあり、加害者は刑事事件として起訴されました。

ご遺族としても、気持ちを加害者に伝えたいということで、検察官に対し依頼し、刑事裁判でご遺族の書いた手紙を読み上げてもらいました。

また、刑事事件の弁護人と民事事件の代理人は同じ弁護士でしたが、早期に慰謝料等について裁判基準での示談で解決を求めてきました。

刑事事件において被害者と示談しているということは有力な情状事実となることもあってのことかもしれません。

しかし、遺族としては、本来裁判であれば認められる適正額(慰謝料、逸失利益についての裁判基準であることは当然、遅延損害金、弁護士費用相当額を含めた金額)でなければ示談は難しく、適正な金額を得るためには、裁判も辞さないという強い姿勢であったため、粘り強く交渉を継続しました。

当事務所が関与した結果

保険会社との交渉の結果、その他損害も含め合計額約4,700万円に約300万円の遅延損害金、弁護士費用相当額を上乗せした、合計5,000万円の賠償金を得ることで解決することができました。

弁護士の所感(解決のポイント)

本件で主に連絡を取ることになったご遺族は、ヨーロッパに在住の被害者の長女の方でした。

打ち合わせをすることが難しい以上、メールでのやり取りになりましたが、頻繁に連絡を取り、当方が妥協する額では和解しない、早期解決という名で納得はしないという強い決意を確認して交渉を続けました。

その結果、慰謝料、逸失利益について裁判基準通りで解決することができ、長女のご主人も含めたヨーロッパからの往復航空券代等も含め、全ての損害が認められる最大額での解決となりました。

裁判に至る前に弁護士費用、遅延損害金が認められることは極めて例外的な事案です。

また、私も弁護士であるため、刑事被告人の代理人としての立場は分からないではありませんが、あくまで交通事故被害者の代理人であるという姿勢で妥協せずに最後まで交渉した結果得られたものであると思います。

解決後にいただだいたメール(一部抜粋)

 母が亡くなってからすぐにご相談をさせて頂き、これまでの間大変お世話になりました。いつも迅速に対応して頂き、大変感謝しております。

また、イギリスに戻ってからも柔軟に対応して頂いたお陰で、何も心配すること無く、手続きを進めることが出来ました。

自分の人生の中で、弁護士さんに何かを依頼する日が来るということを全く想像していなかったので、当初、どの弁護士事務所にお願いをしたら良いのか、随分と悩みました。

しかし、今回お願いしてご担当して頂き、アドバイスを頂きながら示談を進めさせて頂いたことで、無事に終わり安堵しております。

色々なことが終わっても、母が帰ってこないことは本当に辛いことです。

今まで、示談に向けて意識を集中させていた分、これからは悲しみや寂しさと耐えていかなければいけないと思っています。

二度と、このような事故は起きてほしくないと願っていますが、被害者側に立ち、力を尽くして下さった弁護士の方がいらっしゃらないと、被害者が更に大変な思いをすることもまた事実です。

今回、加害者や加害者側の関係者と接触すること無く、全ての交渉をお願い出来ただけでも、私達家族の精神的負担は軽くなりました。

本当に、ありがとうございました。

本来であれば、直接お会いして御礼をお伝いしたい所ですが、メールになってしまい、大変申し訳ございません。

福岡はまだまだ蒸し暑い日が続くと思います。

お忙しい毎日かとは思いますが、どうぞお身体をご自愛の上、お過ごし下さい。

2015.10.16掲載

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