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福岡の交通事故情報
福岡における交通事故の特徴・傾向
たくみ法律事務所が長年交通事故問題に取り組んできた中で感じた、福岡における交通事故の特徴・傾向についてご説明したいと思います。
なお、以下では警察庁及び福岡県警察が作成した2024年度および2023年度の統計を参照しています。
交通事故発生件数
福岡での交通事故発生総数
福岡県では、他県に比べて交通事故が多く、2024年には1万8473件の交通事故が発生しています。
これは、福岡県の過去5年間では最も低い発生件数ですが、福岡県の人口10万人あたりの事故件数は 394.3件で、全国平均の 225.8件を大幅に上回っています。
2023年のデータでは福岡県の交通事故件数は 2万173件で、東京(3万1386件)、大阪(25951件)、愛知(24547件)、神奈川(2万1870件)に次ぐ全国で5番目に多い件数となっています。
福岡での人身交通事故発生件数
福岡県では、2023年に 2万5699人の交通事故による負傷者が出ています。
これは、東京都(3万4870件)、大阪府(3万97件)、愛知県(2万8990件)に次ぐ全国ワースト4位の数字です。
福岡での交通事故死者数
福岡県では、2024年に2万3606人の交通事故による負傷者が出ています。
そのうち、交通事故での死者数は 91名です。
ここ10年間の全体的な傾向としては減少しており、2023年に比べ発生件数は1700件減少、死者数は12名減少しています。
なお、交通事故による死者数でみると、東京(146名)、愛知県(141名)、千葉県(131名)、大阪府(127名)、埼玉(113名)、神奈川県(109名)、兵庫県(109名)、北海道(104名)、茨城県(94名)に次いで福岡は全国ワースト10位となっています。
福岡での交通事故の特徴
福岡での道路形状別交通事故発生状況
福岡では、交差点及びその付近での交通事故の発生割合が非常に多く、なんと5割以上の54%の交通事故が交差点及びその付近で発生しています。
信号停車中の追突交通事故や、一時停止違反の出会い頭の通事故など、交差点では自動車の進行に変化が多く、交通事故が発生しやすいです。
福岡での交通事故態様
福岡で発生した交通事故の約35%が追突事故となっています。
時速50kmでは、危険を感じてから停止するまで約32mも必要です。
追突をしない、されないためには、安全な車間距離の確保、前方の車の動きへの注意、急な右左折合図や減速を心がけることが重要です。
福岡での交通事故の特徴
高齢者関連事故 | 6423件 |
---|---|
歩行者関連事故 | 2302件 |
自転車関連事故 | 2875件 |
人対車両 | 2301件 |
車両相互 | 1万5942件 |
福岡県では、2024年の高齢者関連事故が6423件発生しています。
これは2023年に比べて1700件減少していますが、75歳以上の交通事故死者は全体の6割、歩行中の死者数40人のうち27人が高齢者と、交通事故の高齢者関連の占める割合が高くなっています。
福岡での任意保険付帯率(2023年3月末時点)
賠償保険
福岡では、対人賠償保険をかけている人の割合が77.9%となっています。
全国平均が75.2%であるため、福岡は平均より対人賠償保険をかけている方が多いことになります。
しかし、裏をかえせば福岡でも4人に1人は任意保険をかけていないことになります。
この場合、交通事故加害者に財産がないと基準の低い自賠責保険くらいしか損害額を回収できません。
そこで、以下の人身傷害保険が重要になってきます。
人身傷害保険
人身傷害保険は、交通事故加害者に任意保険がついていない場合や、ひき逃げに遭った場合、自らも過失が大きい交通事故の場合、自損交通事故の場合などに有用な保険です。
福岡では、73.1%の方がかけています。
当事務所の解決した事案でも、人身傷害保険があったために損害の回収が可能だった交通事故事例も多数ありますので、人身傷害保険のセットをおすすめします。
交通事故事件対応可能地域
福岡県内
福岡県外
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